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11月, 2023の投稿を表示しています

良い夜を聴いてくれ

今年4月にも言及( https://trsmnisshi.blogspot.com/2023/04/blog-post_25.html )しましたがヨイヨルさんのポッドキャスト、「良い夜を聴いている」がこのあいだ久しぶりに更新されました。今回もいつもに違わず面白かったです。気が向いた時にバックナンバーを聞いたりしています。そんなわけで(どんなわけで?)、個人的なメモというかたちでおすすめ回を5つピックアップしてみました。完全なる独断と偏見で選んでいます。ヨイヨルさんのお声は本当に耳に心地よいです。タイトルの通り、夜にひっそり聞くのが一番良いような気がします。 第5位 #13 電子書籍と周辺デバイス ( https://podcasters.spotify.com/pod/show/yoiyoru/episodes/13-e1m6s6n/a-a8bp9li ) 電子書籍入門者に優しい周辺デバイス関連の使用感とかのレビュー回。ヨイヨルさんはKindle使いらしいので、Kindle Paperwhiteなどの使用感などにも触れてくれています。これからKindleなどの電子書籍に入ろうかなという方には一度聞いてみてほしい回です。 ちなみにわたしはKindle(主に小説)とhonto(主に漫画)の両方を使用していて、KindleはKindle Paperwhite(第何世代かは忘れた)とiPad Pro(これも第何世代かは忘れた)を使用しています。もともと本に線を引いたり付箋を貼ったりする習慣がないため、Kindleデバイスで線を引くのがめちゃくちゃストレス!ということはあまりないのですが、多用する人は信じられないほどのもっさり感に発狂すると思うので読み専の方はヨイヨルさんの言う通りiPad miniなどでやった方がいいと思います。わたしのiPadくんは動画視聴やお絵描きや文字書きなどいろいろ活躍してくれていますが、本読み一択な方はProにする必要性は薄いです。 これ聞いてiPad miniを買おうか迷ったのですが値段に殴られて諦めました(笑)。無印のが安いってどういうことよ! 第4位 #12 嫌いな本 ( https://podcasters.spotify.com/pod/show/yoiyoru/episodes/12-e1lbhp4/a-a88ujst ) 人が嫌いな...

文学フリマ東京37行ってきた

急に気温が下がって冬がきましたね。というわけで、そんな中文学フリマ東京37に行ってきました。前回の教訓を踏まえて2時間ほど前に到着。列がみあたらなかったため、近くの喫茶店で少し休憩し、開場1時間半ほど前にお目当ての第一展示場の方へ。待機列は1.5mほどできていましたが、以前と比べるとだいぶ少なかったです。そのまま開場となり一般参加してきました。 前回の混み具合から比べると、今回はなんとなくですが混雑は若干緩和された感じでした。運営さんのツイッターによれば、今回の参加者はサークル参加・一般参加含め過去最高人数になったとのことだったので、おそらくわたしが早い時間帯に行ったこと、全体的に一般参加者の入場時間がばらけたことなどが混雑緩和された原因なのではないかと思います。13時半ごろには会場から出ましたが、その時にも一般参加者の列が途切れていなかったので、気候のせいもあってゆっくり来た方が多かったのかもしれません。 とはいえ会場内はやはり人が多かったです。ルートによってはだいぶ歩きやすかったのですが、入り口付近はかなり混雑していてどう歩けばいいかわからない感じでした。一応流れはあるのですが、その流れに乗るのが難しかったです。短歌・詩歌ブースの混雑も健在で、衰えない短歌人気がうかがえました。 今回はだいぶ散財してしまい、厚さにしてだいたい30cmくらい買いました。行きたいサークルをピックアップしておいたのですが、だいたい思ったように回ることができました。ただ最後の方は体力があやしくてへたる前に引き上げたので、いくつか行けずじまいになってしまったところもありました。悔しいですが体調第一なので仕方ないですね。通販を期待します…。 一番の収穫は、ずっと探していた『外出』の創刊号が買えたこと。増刷してくださり本当にありがとうございました。今から読むのが楽しみです。それから、こちらも出版されたとツイッターで見たのに市場で検索しても全く出てこなくておかしいなあと思っていた椿美砂子さんの『詩集 青の引力』がおいてあったこと。今検索したらamazonでは出てくるようになってますね。また、我妻俊樹さんの実話怪談本も買うことができました。絶版になっているということでどうしても読みたい!と思っていたのでなんとか買えたのはラッキーでした。 ほかの本も読むのが楽しみなものばかりなので全部紹介したいくら...

うたの日のはなし

うたの日という短歌投稿サイトがある。( http://utanohi.everyday.jp/ ) 一歩出遅れて11月2日からここに牧島尾鳥という名前で短歌を投稿してみている。本当は1日からやるつもりだったのだけど、うだうだしている間に日付を超えてしまった。まだ6日目なのでなんとも言えないけれど、なんとなく雰囲気は見えてきたかな、とおもう。 1日9題のうちから1題に投稿できて、評価(ハートと音符)はどれにでもいくつでもできる。前回前々回の文学フリマで歌集を買った方の名前がちらほらあって、みんなこういうところでしのぎを削ってるんだなと不思議なかんじがした。商業で歌集が出ている人の名前もある。 本当は、こういった投稿サイトを使うつもりはあまりなかった。私にとって短歌というのは何かしらの物語に対する感想を残すためのひとつのツールであり、何もないところからつくるのは難しいと思っていたからだ。言い換えれば短歌を詠むことは物語の要約をすることで、ものすごくパーソナルな感想を記録するためのものだった。 私は短歌制作のための教本などはあまり読まない。言っていることはわかるけど、なんとなく私のやりたいこととは違うなと感じてしまうことが多いからだ。良い歌と言われるものを見てもあまりピンと来なかったり、特に旧仮名の歌はとっつきにくいと思ってしまう。ある歌集を読んで好きだと思ったひとの別の歌集は肌に合わなかったりもする。私の短歌に対する態度は完全にフィーリングで、好き嫌いの範疇を出ない。良い悪いはわからないし、どこをどう直せば良いものになるのかもわからない。そもそも自分だけわかれば良いので、あまり推敲もしないし、良いものを作ろうという気持ちも少ない。短歌の評を読んでも納得できないことも多い。私はそうは読まなかったけどな、と思うことも少なくない。 ただ、これから先も感想だけで短歌を終わらせるのはもったいないな、と思った。最後の一押しは名古屋の平和園で見た短歌のノートだった。すごく面白かった。どうせ詠むなら、感想以外も詠んでみたいな、と思わせるものがあった。何もないところから詠むのは難しいから、はじめから用意された題に対してならできるかも。そう思って探した結果、たどりついたのがうたの日だったわけだ。 つたない歌ばかりだけれど、とりあえず11月中はできる限り続けてみようと思っている。たいていいつ...